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採用代行(RPO)の費用対効果をどう見るか

RPO採用支援費用対効果中小企業

「採用を外に任せると、高いのでは」

RPO(採用代行)のご相談で、最初に必ず出てくる問いです。もっともな疑問だと思います。ここでは、その判断を感覚ではなく数字でできるように、見るべき3つの観点を整理します。

結論を先に言うと、人事の専任がいない会社ほど、費用対効果ははっきり出ます。 理由は、外に出したときに戻ってくるものが「お金」ではなく「経営者の時間」だからです。

1. 経営者・現場の時間が、いくら戻るか

まず、いま採用にかけている社内の時間を書き出してみてください。

  • 求人原稿を書く・直す
  • 媒体を選ぶ、出稿の手続きをする
  • スカウトを送る、返信に対応する
  • 応募者へ連絡し、面接の日程を調整する
  • 面接をする、社内で共有する
  • 不採用の連絡をする

多くの中小企業では、この一連を社長か、事務の方が本業の片手間で抱えています。1人採るまでに20〜40時間かかることも珍しくありません。

ここで大事なのは、その時間を人件費に換算することです。社長の1時間を仮に1万円と置けば、20時間で20万円。しかもその20時間は、本来なら営業や現場に使われるはずだった時間です。失っているのは人件費だけではなく、その時間が生むはずだった売上でもあります。

RPOの費用が、この「戻ってくる時間の価値」を下回るなら、外に出す判断が成立します。逆に上回るなら、無理に外注する必要はありません。ここは正直にお伝えします。

2. 採用単価が「読める」ようになるか

もう一つの観点は、費用が予測できるようになるかどうかです。

自社だけで採用していると、「今回はいくらかかったのか」が後からしか分かりません。媒体費、時間、採り直しのコストが混ざっているからです。

採用の工程を整理して、媒体ごとに応募数と入社数を記録していくと、効きの悪い出稿が見えてきます。それを止めていくと、1人あたりの採用単価が安定します。「毎回いくらかかるか分からない」から、「この職種ならこのくらい」へ変わる。この予測可能性そのものが、経営にとっての価値です。

これは外注しなくても社内でできることですが、記録し続ける手間が現実には重く、たいてい続きません。RPOに任せる価値の一つは、この「測り続ける仕事」を引き受ける点にあります。

3. 定着まで含めて設計されているか

いちばん見落とされがちなのが、ここです。

採用のコストで最も大きいのは、採り直しです。 3ヶ月で辞められたら、それまでの媒体費・時間・教育がすべて消えて、またゼロから始まります。

だから私たちは、求人原稿の段階で「選ばれない理由」も書くようにしています。土日出勤があるなら、そう書く。最初は雑務が多いなら、そう書く。応募数は少し減りますが、来る人の納得感が変わるので、辞退と早期退職が減ります。

採用の成果は、入社した人数ではなく、残って戦力になった人数で測るべきです。この視点で設計しているかどうかを、依頼先を選ぶときの基準にしてください。

費用の内訳:支援料と広告費は分けて見る

採用代行の見積もりを比べるときは、まず費用を2つに分けてください。

  • 支援料:採用代行の会社に払う費用。原稿づくり、媒体の運用、応募者への連絡、面接の日程調整など、任せる範囲で決まります。料金の形は月額固定、作業量に応じた従量、採用できたら払う成果連動などがあります
  • 広告費:求人媒体に払う費用。Indeed などの有料掲載に使うお金です。見積もりによって、支援料に含まれている場合と、別にかかる場合があります

「月額いくら」だけを比べると、広告費が含まれているのか、別にかかるのかで、実際の支払いが大きく変わります。見積もりを受け取ったら、広告費は含まれているか、含まれていないなら毎月いくらを見込むかを必ず確かめてください。

もう一つ確かめたいのが、無料で載せられる媒体(ハローワークや、無料枠のある求人サイト)も組み合わせてくれるかどうかです。職種によっては、有料広告を少なく抑えられることがあります。なお当社は、有料と無料の媒体を組み合わせて運用しています(無料媒体だけの運用はお受けしていません)。

アルバイト・正社員の採用1名あたりの広告費(宮崎の実例)

「相場はいくらか」とよく聞かれます。支援料は任せる範囲で大きく変わるため、一般化はしません。その代わり、当社の採用支援のページに載せている宮崎県内の事例(同じ業種は1事例に絞っています。2026年11月5日時点)の、採用1名あたりの広告費をお見せします。

募集の種類 採用1名あたりの広告費
アルバイト・短期が中心の募集(倉庫の仕分け・検品〈一部に正社員登用を含む〉、草取り、農業関連の短期作業の3事例) 約1,800円〜約5,100円
正社員(機械の修理・販売、建設、店舗の責任者の3事例) 約1万円〜約3万円
看護師(正社員・パート) 約4万円
  • 広告費の合計を採用人数で割った値です。支援料は含みません。直接のお問い合わせなど、広告を経由しない採用も人数に含みます
  • 事例の数が少なく、地域・時期・職種で大きく変わります。御社でも同じになるとは限りません
  • 雇用形態が混ざる1事例(林業。約5,000円)は表に入れていません。このほか、有料広告を使わずにアルバイトを採用できた事例が1つあります
  • 契約中の事例は、今後数字が変わります

アルバイトや短期の募集は、応募が集まりやすいぶん、1名あたりの広告費は低くなりやすい傾向があります。一方、正社員、特に資格職や経験者は応募そのものが少なく、1名あたりの費用は上がります。各事例の内容は、この記事の最後にある採用支援・RPOのページに載せています。

よくある質問

Q. アルバイトの採用でも、採用代行に頼む意味はありますか?

A. 募集の回数が多い会社ほどあります。季節ごとに短期の人手を集め直している、拠点ごとに欠員が出る、という会社では、毎回の原稿づくりと応募者への連絡だけで社内の時間が大きく取られます。1回きりの募集なら、まず社内で原稿を見直すほうが安く済むこともあります。

Q. 費用対効果は、何を見れば分かりますか?

A. 「採用1名あたりの費用(広告費+支援料)」と「3か月後に残っている人数」の2つです。採用人数だけで見ると、すぐに辞める人を多く採っても良く見えてしまいます。

Q. 見積もりの内訳で、何を確かめればいいですか?

A. 広告費が含まれているか、任せる作業の範囲(原稿・媒体運用・応募者対応・面接調整のどこまでか)、採用できなかった月の扱い、の3つです。

判断の目安

ここまでを、ひとつの問いにまとめます。

採用にかけている社内の時間 × その時間の価値 + 採り直しのコスト これが、外に出す費用を上回っているか。

上回っていれば、外に出す。下回っていれば、社内で回す。それだけです。

支援料は依頼する範囲で大きく変わります。ご相談いただければ、御社の採用工程を一緒に棚卸しして、どこを外に出すといくら残るかを具体的に試算します。

採用と、AIの両輪で

採用がうまくいっても、その人が転記作業に1日3時間使っているなら、利益は残りません。人が採れなかった場合は、今の人数で回す仕組みが要ります。

私たちが採用支援とAI導入を同じテーブルで設計しているのは、この2つが同じ問題の裏表だからです。詳しくは宮崎で人が採れない会社のための採用ガイドと宮崎の中小企業のためのAI導入ガイドにまとめています。

まず、現状の棚卸しから

御社の採用にいま何時間かかっていて、どこを削れるか。採用支援・RPOの詳細をご覧いただくか、無料相談で直接お聞かせください。

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